アネスアルファ

心臓血管麻酔専門医試験⑫

2015年 心臓血管麻酔専門医認定試験

 

・遠心ポンプについて

弁機構が必要である ×? PCPSを見ると回路に逆流防止のための弁機構は見当たらないが、どうでしょうか。

流量計が必要である ○

 

・ローラーポンプは拍動流にすることはできない × ローラーの回転数を変化させることで可能。その他にはIABPが入っていれば拍動流になるが、上肢に対してのみ拍動流となり下半身は拍動流とならないことに注意。

 

・心肺について

送血側にフィルターを付けるべきである

送血側に圧モニターを付けるべきである

 

Stanford Aの解離への上行置換最中に段々ACTが伸びなくなってきた。投与するものは?

おそらくAT3不足。正解はATⅢ製剤投与であるが選択肢に含まれず。

FFP 

アルガトロバン ×HITではない

Xa阻害剤 ×

あと二つ

 

・植え込みVADについて

フローは1-1.5L/min/m2である。×もっと多い

劇症心筋炎後のCHFは適応外。×統計上DCM68%,心筋炎後4%,虚血性心筋症7%

虚血性心筋症は適応外 × なる

日本は拍動ポンプが多い × 植え込み型は遠心ポンプ。

残り一つの選択肢が○だと思う(内容は忘れました)

 

・植え込みLVAD離脱後sPAP30, CVP11。その後循環動態悪化(sPAP26CVP18 左心室は虚脱)。やる事は何か?

おそらくLVAD植え込み後の右心不全。

急速輸液 おそらく×

NO 

カテコラミン増量 ◯

LVADの流量を増やす × LV虚脱しているため脱血は良好であるはず。

★「重症心不全に対する植え込み型補助人工心臓治療ガイドライン」を読む事。

 

・ガンツ冷水による単発測定について

注入量多いとCO過小評価 ○

冷水の温度が高いと過小評価 ×過大評価

測定中急速輸液すると過小評価 ×? 

Kaplan p439COoverestimateするのは指定された温度より高い温度の冷水を使った時、注入量が少ないとき、サーミスターに血栓が付着しているとき、カテーテルがpartial wedgingしているとき」

COunderestimateするのは注入量が多い時、冷水の温度が低すぎる時」

 

どこにあったか思い出せないけど、選択肢一覧

前尖は弁表面積の2/3を占める。後尖は弁表面積の1/3しか占めないが弁周囲長の2/3を占める

MVの前尖外側と後尖外側には前外側乳頭筋から腱索でつながる ○

MVの弁腹につながる腱索はstrut chordaeという ×前尖のrough zone(弁尖部)につながるのがstrut chordeである。

 

Stanford Aの解離への上行置換後はトラブルとなることは少ない。 ×弓部への解離進行など各種考えられる。

フロートラックは急激な血管収縮が起こったときに追随できない ?

ジルチアゼムはニカルジピンより心臓への陰性変力作用が弱い ×

アミオダロンはβ受容体阻害作用をもつ ○K+チャネル遮断作用(クラスⅢ)以外にも、Na+チャネル抑制作用、Ca2+チャネル抑制作用、非競合的な交感神経遮断作用(α、β)を持つ。

β遮断薬は心臓手術後心房細動予防薬の第一選択である ?

交感神経が活性化すると冠動脈は拡張する ?

交感神経が活性化しているときは副交感神経も同時に活性化している ?

AMI後にリドカインの持続投与をすると予後が改善する  ◯?

頚動脈洞圧受容器の信号は舌咽神経を介して孤束核に到達する ○

CVPa波とc波の真ん中の数値を用いる  忘れた

CVPの基準点は右心房の背側である ?どこを見ても右心房としか記載がない

何かの選択肢でーグラフトは橈骨動脈を使うべきである。

TOF へのPAC挿入は相対的禁忌である ?

TPVADcoronary sinusに流入する型が最も多い ×上心臓型が最多45%

severe MSAF10-30%に合併。 ×2014AHA/ACC valvular heart diseaseガイドライン67/235ページ。severe MSAf合併は30-40%

TAVI後の房室ブロック発生率は低く1%未満である × 房室ブロックはCorevalve18-40%,SAPIEN1.8-7.0%TAVIの周術期合併症ではメジャー。

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