謹賀新年
- 2015/01/11
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あけましておめでとうございます (もう年が明けて10日もたってますが…)   …
皆さん、実際の臨床の現場で、赤血球輸血の閾値に関してはどうしてますかね?
僕は最近心臓血管外科の麻酔を担当することが多いですが、そのときはHb8g/dl以下にはならないように輸血をしています。
患者の重症度やオペ内容によって少し変えてます(例えば、大血管のオペのときはもう少し高めにしてます)。
人工心肺の維持中はもう少し低くても良いですが。
輸血は死亡率と感染性合併症を増加させると考えられてますけど、もちろんHbが低すぎても良くないですから、その閾値に関しては麻酔科医と外科医で意見が割れること多いですよね。
お勉強で使用させていただいているJSEPTICのサイトをのせときます。
http://www.jseptic.com/journal/cat10.html
初期研修医のとき、外科の先生から聞いた今でも覚えてる話。
「俺の知り合いの外科医に変わったやつがいて、オペで800ml出血したら、絶対800ml輸血するんだよ」
初期研修医ながら、思いました。
「そ、それはアカン!!」
本に深イイ言葉がのってました。
"BLOOD TRANSFUSION IS LIKE MARRIAGE:it should not be entered upon lightly,unadvisedly or wantonly or more often than is absolutely necessary."
「輸血は結婚に似ている」。軽率、無分別、気まぐれに行うべきではなく、絶対に必要なときに行うべきである。
この言葉を考えた人の結婚後の生活がどうだったのか、気になりましたww