心臓血管麻酔専門医試験④
- 2015/11/05
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ファロー四徴症 TOF VSDは膜様部欠損が多い 漏斗部中隔は前方偏位 …
2015年 心臓血管麻酔専門医認定試験
・CEA術前で心筋シンチで虚血あり、CAGを行ったら#13に75%狭窄を認めた。
活動性6METs以上で胸部症状を認めない。 どうする?
POBAしてアスピリン飲みながら三週間後手術
BMSいれてDAPT継続で三週間後手術。
BMSいれてアスピリンだけ飲みながら5週間後手術。 ×
DESいれてアスピリンだけ飲みながら3ヶ月後手術。 ×最低180日待つ事。
治療せず手術 活動性4Mets以上有るのでこれが○だと思う
・習慣性流産既往ある40女性がラパコレを受けたら、術中ショックになった。アドレナリン三回投与して復活した。
1疑うべき基礎疾患は? 習慣性流産の既往からおそらく抗リン脂質症候群
2何がおきた? 抗リン脂質症候群はPEのリスク因子。エピソードからPE。
・たこつぼ型心筋症の既往があるが現在無症状の高齢女性がラパマーゲン中。
血圧下がってヘスパンダーを500ml入れた時点でショック+徐脈となった。アドレナリン投与したら復活し、胸壁心臓エコーしたらpoor studyでLVが過収縮している所見しか分からなかった。何がおきたか?
AMI
アナフィラキシー ○多分ヘスパンダーのアレルギー
たこつぼ
エピが効いてきたから 多分×
・SAMの対応→DOB下げる
・虚血性心疾患既往があってDAPTが中止されてバイアスピリンだけ飲んでいる患者を術前外来で問診中に、患者が胸痛を訴えた。心電図でST上昇を認めた。
最初の処置は?
DAPT中止によるステント内血栓によるACSを疑う。
酸素10L これか?
モルヒネ 最初じゃないかも
他は最初の処置ではなかった。
・何かの非心臓手術の術前外来。V1,V2でサドルバックのブルガダの心電図、症状なし。正しいのは?
遺伝疾患なので突然死などの家族歴を聞く ◯
アジア人に多く男女比同じ × 男が圧倒的に多い
STは上昇しているがバリアントだから正常である ×
右の虚血である ×
・心タンポナーデについて
重症だとLVEDP、PCWP、CVPは等圧になる ○心臓手術の麻酔p689 「拡張期充満圧(CVP,LAP,PCWP,LVEDP,RVEDP)は徐々に上昇、互いに心膜内腔圧と等圧となる」
胸腔内圧と心膜内腔圧は等圧 上記理由により○
溜まる量だけが症状発現の有無を規定 × 貯留速度も大切である
奇脈は呼気時におこる ×奇脈=吸気時にSBPが10mmHg以上低下する現象
腰のヘルニア手術中に術者から血管損傷したと報告あった。直後にショックとなった為仰臥位にして蘇生処置。落ち着いたあと右FAからアンジオしたら下行と左の腸骨静脈が造影される。所見からAV fistulaを疑う。
1所見は? L-RシャントなのでDBP低下、high outputを選ぶ
血圧90/30◯
CO9.5 ◯
Svo2 60 ×
SVRI1888 ×
2.長期的に術後問題となるのは?
大球性貧血
SVC症候群
Leriche症候群
肺塞栓症
あと1つ
AV fistulaには静脈鬱滞による下肢腫脹、DVTの可能性があるようなのでPE?