心臓血管麻酔専門医試験⑭
- 2017/10/31
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○抗血小板薬について誤っているもの プラビックスの術前3日前の中止⇒× …
2015年 心臓血管麻酔専門医認定試験
・MR手術、緊張して入室、バイタルは正常範囲内(PAも)。導入時フェンタニル150μg使用、執刀時にBP140、PAP64まで上昇。対応は?
おそらく浅麻酔によるBP上昇→後負荷上昇→MR悪化→PAP上昇
選択肢からフェタニル追加。他の選択肢はMRを増悪させる対処法であった。
・MVRにおいて手術後合併症を増やすリスクにならないのは?
忘れました。選択肢は年齢、IEの治癒歴などがあった。
・術中輸血回避のためにやること
縦隔からの出血をそのまま返血する × 心膜と接触した血液は凝固因子活性化しており出血を増やすリスクとなる。術後出血でも縦隔を洗浄するだけで出血が減ると言われている。
セルセーバーをルーチンで使用する 多分◯
ハイリスク患者にはアプロチニンを使う × アプロチニンは市場から消えた
MUFを行う ○
・CPB中に脱血不能になった。リザーバーに900mlが残ってる。Perfusion indexは2.5L/min/m2、BSA1.6くらい。リザーバーが空になるまでおよそ何秒?
1秒で2500×1.6÷60ml=66.7mlリザーバーが減るので900÷66.7=13.5秒。
選択肢は13秒。
・アパッチスコアについて
最大値20 ×
重症だと数値低い ×
院内死亡率と相関 ◯
スコア計算に年齢は関係ない ×
あと一つ
・PVループ
拡張期血圧はどの部分か?
大動脈弁閉鎖の時点を選択する
・Dreesler症候群とは
=心筋梗塞後症候群
AMI発症後、平均2~6週後に胸痛、発熱を訴える。貫通性梗塞の場合に、壊死細胞由来の自己抗体に対する免疫応答が生じ、発熱、心膜液の貯留、胸膜炎、胸水、関節痛などの原因となる。アスピリンやステロイドが著効する
心のう液は血性である ?
ステロイドの投与を考慮する ◯
・血液型判定
ウラ試験とは患者血清を用いてA、B型赤血球を加え血液が凝集するか見る
オモテ試験とは患者血球を用いて抗A、抗B抗体を加え血液が凝集するか見る
type&screenは大量出血しそうな手術でやる ×出血が500-600mlと少ないと予想され、輸血確率が30%以下の手術時に行う
T&Sで血液型、不規則抗体のスクリーニングして交差適合試験しない ○ABO血液型に異常がなくRh(+)で不規則抗体陰性なら交差試験はしなくても良い。
・自動輸血照合システムについて 完全捨て問題でいいと思う
準備時間の短縮
ヒューマンエラー防止
一回不規則抗体結果出る必要あり
一回なんとか
・HOCMでβブロッカー導入済 LVOT2.5mの流速
何かの手術中にアナフィラキシーになってad使ったら血圧がすぐ下がってしまうので精査した。
画像3つ提示 LV小さめ IVC張ってない 速度か6mくらいになっていた
無効な処置は?SAMが起きている状況
アドレナリン増量 これが×
・フォンタン根治後の何かの手術で管理上有利なものは?
頻脈性不正脈 ×
脱水 ×
自発呼吸 ◯
低い酸素濃度 ×
・BTシャント後の術前・術後の病態、管理に関する選択肢
・グレン手術について
酸素濃度に対する反応性は術前より下がる ?
心容量負荷が増える ×
チアノーゼは消失する これは×
・DM性腎症でHDしている患者。#8,#13に有意狭窄がある2VDの治療法
PCI ◯ LMT近位病変を含まない1 or 2VDはPCIがクラスⅠ推奨。CABGはⅡb
SVG使う× RCAはITAの依存率低い。LCXはITA、もしくはSVGだが、HD患者は石灰化早いのでおそらく不適。
縦隔炎少ない× DM患者は高い。
OPCABは手術死亡が優位に低い 死亡には有意差なし。
下行TEVARでSCIのリスクは?
Yグラフト後 ◯
LSCA閉塞 ◯
長いグラフト長 ○
弓部置換既往 多分これが×
・AMI後の心破裂リスクは?
高血圧◯
3VD×
高齢◯
女性 ◯
初回心筋梗塞 ◯